菅原道真の登天石

最終更新: 2018年6月9日

七夕というのに、雨。

6日の探訪会はまたまた絶妙の好天にめぐまれました。

しかし、暑かった(^^;)

JR山陰線二条駅前に集合し、神泉苑、鵺池を通り千本通りを北上するコース。 昼食をいただいた一条戻り橋近くのモルフォカフェは素敵です。 卵・お肉・乳製品をいっさい使っていないというのにとてもこくのある充実したお料理。

晴明神社を過ぎ、さらに北上した東側にある「水火天満宮」には謎の「登天石」なるものがあります。

ここは菅原道真の恩師、法性坊尊意の屋敷跡と伝えられます。

能「雷電」のストーリー 讒言により大宰府に左遷され憤死した道真、その怨霊の祟りによって都には様々な災厄がふりかかったと信じられました。 疫病、洪水、落雷など。

帝は道真の尊師であれば祈り退けられるであろうと、尊意を召喚します。 ある日尊意の屋敷に現れたのは道真の亡魂。 召喚に応じて参内しないでほしいと請いますが、尊意としては、帝の召喚である故、3度目には断れないだろうと言います。

かくして尊意は参内し、祈祷をしますが道真=雷神は尊意のいるところを避けて、雷を御所に落とし続けます。 やがて尊師の前に降参するのですが…

「天神縁起」には、尊意が参内するとき、洪水で氾濫した賀茂川に牛車の頭をつっこむと、川が真っ二つに割れたと書かれています。

「登天石」の謂れは、真っ二つに割れた川から道真は昇天し、この石が残された、というのです。 一説によれば隕石だとも言われています。

隕石は鉱物性のものが含まれていることがあるので水中にあったこの石に、落雷したということがあったのかもしれません。

水火天満宮は小さなお社ですが、瀟洒で手入れがゆきとどき6月29日の下見の折には翌日の「夏越の大祓」のために大きな茅の輪がしつらえられ、昨日はたなばた祭りの予告の大看板。 その表記は「棚機まつり」という、古式ゆかしいもの。 境内の笹に、自由に短冊をつけさせてくださり、社務所のおじさまがた(神主さんなんでしょうね)は、フツーに篳篥を練習されてました…

観世流能楽師  山下あさの