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草子洗小町(そうしあらいこまち)【能ものがたり】

  蒔かなくに何を種とて浮草の波のうねうね生い茂るらん


新春の和歌合戦で小野小町はいつしか胸を占領する恋心を詠んだ。

ライバル大伴黒主は盗み聞き、万葉集に書き入れる。

天皇の面前で盗作と告発され窮地に追い込まれる小町。

しかし草子を洗い流し、黒主の罪も水に流して大団円。

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